目釘

目釘について その3

今回も目釘の話です。

皆さんは撃剣(げっけん)をご存じでしょうか?
スポーツチャンバラのもっと激しいものとイメージして頂ければ大丈夫です。
刃を落とした刀を使い、剣道の防具を改良して打たれた時のダメージを軽減させた、現代の鎧のようなものを着て、真剣勝負をします。

以前この撃剣で、刀の目釘を鉄製のものを使いました。
激しく打ち込みますので、竹のものよりもよいかと判断しました。
ところが鉄の目釘は使い物になりませんでした。
茎(はばき:柄の中の目釘がささる部分)が削れてしまい、すぐ取れてしまうのです。
テープで包むように巻いてもグズグズです。
結局竹の目釘が良い、ということが証明されました。

前回同様、先人達がいろいろと試した結果なんだなぁとつくづく実感した瞬間でした。

次回も目釘に関した話です。

翠峯


目釘について その2

前回は刀と柄が目釘1本で固定されているお話をしました。
今回は目釘そのものについてです。

目釘は竹でできています。
竹といってもいろいろありますが、冬至の真竹を数年乾燥させたものを削って1本1本作ります。
なぜ冬至かと言いますと、この時期が一番乾燥しているからです。
もし同じ真竹でも梅雨の時期のものを乾燥させたものであれば、折れてしまって刀が飛んでしまうのです。

おそらく先人たちがいろいろと試行錯誤しながら、冬至の真竹に行き着いたのでしょう。
これが文化・伝統なんでしょうね。

目釘の話しは次回に続きます。

翠峯


目釘について

日本刀は柄(つか:両手で握るところ)と刀が目釘という部品で固定されています。
鍔(つば)の下5センチぐらいのところに2センチ位の竹の釘が刺さっていますが、これが目釘です。

DSC_0040

ちなみに接着剤で固定しているわけではなく、差し込んでいるだけです。
(刀によっては2か所のこともあります)
実際に刀を分解して現物を他の講師に見てもらいましたが、一様に驚いていました。
なぜならば、素振りをしたり、実際に試し斬りをする場合、力一杯振り回しますが、この小さな竹の釘だけでしっかり固定されているからです。
次回以降のブログでは目釘に絡めていろいろとお話したいと思います。

翠峯


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