大型連休も終わりここ翠庵も静寂が戻ってまいりました。
この静けさの中にゆるりと身を置いて一服差し上げましょう。
本日茶花は燕子花(カキツバタ)
金の襖と相まって思い浮かぶのは
尾形光琳の「燕子花図屏風」。
『伊勢物語』在原業平が詠んだうたがあります。
●から衣
●きつつなれにし
●つましあれば
●はるばる来ぬる
●たびをしぞ思ふ
これは『かきつはた』の五文字を各句のはじめに置いた
折句ですね。
襖の金と燕子花の紫そして抹茶の薄緑は美しい日本の色
「さあお薄がたちましたよ、ごゆっくりお召し上がり下さいな」
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