翠耀(すいよう)先生による「俺の茶道」が、
先月に引き続き開催されました!

日頃、目にすることの出来ない様々な形の
“茶入れ”が一堂に会しました。
そのまま、抹茶を入れておく入れ物です。

一言に茶入れといっても、いわゆる薄茶に適した
棗(なつめ)から、主に濃茶であつかう
象牙の蓋に仕履(しふく)と呼ばれる、
茶入れを保護する布地の袋をともなった
肩衝(かたつき)まで様々な景色があります。

お茶は、もともとは薬として扱われており、
その原型がみられるのは室町時代に遡ります。
その後、武将の間で爆発的に広まり、
今で言うゴルフのような社交の場でもあり、
身分の高い殿方はこぞって銘のある茶器を求めました。

中でも高級茶器の肩衝の価値は、
一国以上にも値するといわれていました。

今回は、作成するに大変難度が高い、真ん中が
くぼんだ河太郎(かわたろう)、
蓋と身の合わせ目(合口)が胴のほぼ中央にあり
もとは肩衝きのケースであったものが棗として
も用いられるようになったともいわれる
中次(なかつぎ)や、大棗(おおなつめ)など
様々な茶入れについて学びました。

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翠耀先生お手製、あまりにフォルムが美しく
茶道界の新聞にも掲載された丸棗(まるなつめ)の
力作なども含め、実際に手に触れさせて頂き、
本当に至福の時となりました。

また、本日の主菓子は2016年4月27日に
松屋銀座店にオープンしたばかりの
「五穀屋」の五穀おはぎ「はるごと」が皆様に!

からだに美味しい和の知恵菓子ということで、
イタリアのメディチ家 リッカルディ宮殿にも
献上された大変由緒あるお菓子で、
出席して下さった皆様はとても喜んでくださいました。

最後に、本日の題材である「夢」という
お軸にちなんで、若き皆様の壮大な目標に触れ
素晴らしい会となりました。
皆様の崇高な夢がかなわれますように。^^