8/7(日)に茶道部による公開講座が行われました!
今回のテーマは「花寄(はなよせ)」です。

お軸は飾らず、お床いっぱいに竹や籠の花入れ、
斬新なデザインの花器を据えて、
色とりどりのお花とともにお客様をお迎えしました。

講座前

花寄せは、まず全体を見極め、一人目の方が中央の花入れならば
次の方は右へ、左へとバランスよく入れていきます。

下の写真は、お正客の先生が中央の瓢(ひょう)の
花入れを前に花を組んでいるところです。
藤空木(ふじうつぎ)、桜蓼(さくらたで)、あさかほ
の三種を、凛と見事にお入れになりました。

翠静先生

次に、皆様。
いきなり本番です!

ほとんどの方がお花を入れるのも初めての体験で、
まずは探りさぐり。。。
皆様の緊張感が伝わります。

会員様

二巡目はすんなりと、お花を入れることを心から楽しんで下さっていました。

花寄せ

雰囲気

花寄せ2

また、本日は八月のお点前として前回の
水指の講義「釣瓶水指に冷茶」でも触れた
釣瓶に氷を浮かべ、一碗ずつ皆様で
交互にお点前をして頂きました。

棗(なつめ)には、「七夕蒔絵」。
この日は立秋、旧七月節で「仙台七夕」などは
この時期に開催されます!
蓋置(ふたおき)には「井戸のぞき」。
釣瓶には絶妙の取り合わせです。

干菓子は沖縄銘菓「黒糖」です。

器はシルバーの「南鐐皿」と呼ばれるものです。
南鐐(なんりょう)とは精錬した上質の
銀の意味なのだそうです。

冷たい抹茶には南の島のパンチのある菓子が良く合います。

主菓子は和菓子屋”ちもと”さんの「あさかほ」でした。
手付盆をあさがおのツルで飾って涼を楽しみます。

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ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
それぞれの個性の映える、素敵な景色にしてくださり、
茶室に、屏風絵の世界が、出現しました!

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次回は、九月十一日(日)テーマは「宮沢賢治によせて」

来月もぜひお出かけ下さいませ。