ゴールデンウィーク後半ですね。
五月五日は五節供の一つ『端午の節供』です。
五節供は中国から伝来し日本独自の概念と融合して今に受け継がれている年中行事です。

先日、実家に帰省をしましたら大きな鯉のぼりが立ててありました。
今年は甥の初節供です。
父が初孫(甥)のために鯉のぼりを用意したそうで、家紋の入った吹き流しがはためいておりました。

中国では、黄河にある龍門で滝を登りきると鯉が龍になるという故事があり、そこから登龍門という言葉も生まれ鯉のぼりは立身出世を願うシンボルとなりました。
日本では昔、武家に男児が 産まれると玄関に馬印や幟を立てて祝う風習があり、江戸期の中期に武家の幟に対抗して町人によって鯉のぼりが飾られ広まったといわれています。

最近では鯉のぼりを見る機会も少なくなりました。
空が狭い東京ではなおさらです。

空高く優雅に泳ぐ鯉のぼり
あまりに気持ちが良さそうで時を忘れて眺めてしまいました。