2/25(土)公開講座が行われました!
今回のテーマは「茶席で香を聞く」でした。
茶席で香を聞く所作や香道具についての
お話を聞きながら、廻し点てで
お茶を召し上がっていただきました。

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日本では香を焚く習慣は飛鳥時代の仏教伝来と共に始まり、
香を焚くことで身の穢れを取り除き、
仏の功徳を受けられるという思想から盛んに行われました。

平安時代には仏教行事以外でも、貴族は日常的に
自分の着物に香をたきしめ、また香合わせという遊びもありました。
室町時代になると茶道にも取り入れられ、
書院の床の正面に香炉を飾り香を焚くようになりました。

草庵の茶道では炭点前で炉に香をくべるようになり、
18世紀中頃には七事式が創案され、
点前の中で香を焚き、聞く所作が取り入れられるようになりました。
香を聞く所作も、サラッとさりげなく出来るようになると素敵ですよね。

 

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また、茶席につかわれる「香」には2つの季節があります。
炉の時期(11月~4月)は、香木などを粉末にして、
蜂蜜や梅肉などで練り上げ、丸薬上にした(薫物)を仕込みます。
風炉の時期(5月~10月)には、伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)
白檀(びゃくだん)、などの香木を使います。

今回は、インドのマイソール地方で産する白檀の最上級品、
老山白檀を皆様に楽しんで頂きました。

 

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今回の講座では丸卓を使って廻し点てを行いました。
重茶碗で二服ずつ、順に点てて頂きました。

主菓子は、たねやの「花衣」、干菓子は「ひなおこし」。
花衣の桃色の鮮やかさに春の訪れを感じます。

 

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ご参加いただきました皆様方、ありがとうございました。

次回の公開講座は、平成29年3月26日(日)、
利休忌を前に、利休を忍ぶお道具で、濃茶を致します。

次回もどうぞよろしくお願い申し上げます。