公開講座、今回のテーマは
「宗旦好み茶飯釜でご飯をいただく」でした。

「茶飯釜」とは、今の釣り釜の季節に
特別の釜でご飯を炊き
その後、そのお釜でお茶を頂く茶事です。

 

1
席中では、一度洗って水切りした米を釜に流しいれ、
炊き上がるのを皆でゆったり歓談したり
時には和歌を詠んだりしながら
半時間ほど待ちます。

「かゆ茶釜 皆んなが気をもむ 火のかげん」とは、
書道の翠房先生が詠んで下さった歌です^^

ぐつぐつとお米が弾く音がしてくると、
少しずつ米の香りも立ってきます。
良き頃合いになると、釜を下し
いよいよ蓋をあけます。

お米は一文字に器に盛り
まずは炊き立てをお召し上がりいただきます。
一粒一粒、真珠のように輝き、
お米の元来の甘みが、際立ちます。

2
その後「春キャベツと豆腐」の汁が出され、
残りの飯は飯器にいれ、
ここで一献、お酒も頂きます。

3
強肴に「鰆の西京漬け」、香の物がだされ
最後に沢庵で器を綺麗にし、懐石は終わります。

内部を清めたお米の香りの残る釜で、
今度は、薄茶を一服頂きます。

本日の釜は佐藤浄清で、
「飯来飢」「渇来茶」と鋳込まれており
「お腹がすいたらご飯を食べにいらして下さい」
「喉が渇いたらお茶を飲みにいらして下さい」
という思いが込められております。
4
薄茶の点前の茶碗は、
筆洗(ふであらい・ひっせん)という
珍しい形の茶碗です。

墨や絵具のついた毛筆を洗うため、
筆をすすいだあと水を切ったり、
穂先を整えるために切り込みが入ったお道具です。

茶筅を入れてからの扱いが変わり、
この点前のアクセントとして楽しめます。

また、主菓子はちもとさんの「草団子」。
詫びた茶飯釜の茶事には、
素朴な甘味が非常に相応します。

5
 

 

ご参加下さいました皆様、ありがとうございました。
次回は、5月28日(日)。
テーマは「万緑の中で翡翠について想う・・」です。

中級会員さんが挑戦されるお茶会です^^

草木が茂って天地に満ち始める季節、
みどりいっぱいのお茶会となりそうです。

皆様のご参加をお待ちしております!
次回もぜひお出掛け下さいませ。