HiSUiの茶室「翠庵(すいあん)」のそばに、
こんな水がめが置いてあることをご存知でしょうか?
このカメの名は、「すいきんくつ」と言います。
漢字で「水琴窟」と書きます。
水の琴だなんて、素敵なネーミングです^^
水琴窟とは、庭園や茶室のそばの地中に設置される、排水施設なのです。
手水鉢の排水口の下に、
底に穴をあけて逆さまにひっくり返した水がめを埋めます。
徐々に水がめの中に水が溜まり、そこに新たな水滴が落ちる時に
穴を通して美しい水音が聞こえてくる仕組みです。
排水施設を、自然の音を愉しむ音響装置にしてしまうとは、
日本人ならではの繊細な発想ですね^^
HiSUiにお越しの際は、素朴な水音に耳を傾けてみてください。