穀雨

今日の銀座は雨模様のお天気です。
折しも二十四節気では「穀雨」の時期。

「穀雨」は冬至から1/3年後で4月22日ごろとされていますが、「田畑の準備が整いそれに合わせて春の雨の降る頃」と言われます。

二十四節気について少しお話ししますと、中国の戦国時代の頃に太陰暦による季節のズレを正し、季節を春夏秋冬の4等区分にするために考案された区分手法の一つです。

日本では、江戸時代の頃に用いられた暦から採用されましたが、元々二十四節気は、中国の気候を元に名づけられたもので日本の気候とは合わない名称や時期もあります。
そのため、それを補足するために二十四節気のほかに土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる季節の区分けを取りいれたのが、日本の旧暦となっています。

今ではほとんど使う事のなくなった「旧暦」ですが、伝統行事などにも深く関わっています。
二十四節気は日本の伝統文化を知る手がかりのひとつです。

折に触れ、ご紹介していきたいと存じます


並木通り

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HiSUi TOKYOは、12日のプレオープンから早6日目を迎えました。

オープン初日と2日目は、土日ということもあり、地方から観光で銀座にお見えになる方々、ショッピングでお見えになる方々が多くお立ち寄り頂きましたが、平日はとなると、銀座にぶらっとショッピングにいらした方々は勿論ですが、お稽古帰りの奥様方などがお見えになられたり多様な顔をもつ銀座という町の面白さを少しだけ感じられるこの頃でございます。

さて、HiSUi TOKYOは銀座並木通りに位置しておりますが、並木通りの並木は何の木かご存じでしたでしょうか?

「シナの木」「科の木」だそうです。信濃は長野県の古名ですが、古くは「科野」と記したということで、シナノキを多く産出したからだとも言われているそうです。

先日、茶道顧問の先生がかりんの木に咲いた可憐なピンク色の花をお持ちくださりお花を生けました時には、長野県の諏訪湖の廻りはかりんの木が植えてありますね。

そのことを思い出し、思わず心の中でにんまりと嬉しい一日でございました。

茶室「翠庵」の花々もHiSUi TOKYOにお越しになる方々をお待ち申し上げておりますので是非、銀座にお越しの際はお立ち寄りくださいませ。

茶道 ど


HISUI TOKYO

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