二月の別名を「令月(れいげつ)」といいます。
「佳辰(かしん)」とは、めでたい日という意味です。
今回はある会員様が結婚のお披露目にHiSUiで開かれた茶会にちなみ、
縁起物のしつらえで慶事の公開講座を行いました。
手桶の水指には、伝来の結び方で紅白の鶴亀飾りをあしらい
茶碗は結婚式で定番の能”高砂”より「翁(おきな)と媼(おうな)」、
茶杓の銘は、こちらもおめでたい「瑞雲(ずいうん)」です。
「瑞雲」は良いことが起きる際に兆しとして現れるという紫や五色の雲のことで、
おめでたい出来事や尊い人物に対する”枕詞”のようなものだと言われています。
講座で点前を披露した講師の帯の柄も「瑞雲」でした。
公開講座のあとはいよいよ会員様によるご結婚お披露目の席です。
お招きされた皆さまほとんどがお茶席は初めてというなか、
緊張せずリラックスして楽しんで頂けるよう亭主から心配りの会記が事前に渡され、
お茶席ではタブーとされる会話や質問などもオープンに和やかな雰囲気が感じられました。
お茶席はお二人にご縁のあるキーワードを謎解きながら粛々と進み、
祝賀の喜びに満ち溢れた素敵なお席となったようです。
HiSUiが会員様の人生の大切な瞬間に
大切なお席にHiSUiをお遣い頂きありがとうございました。