茶道

公開講座「令月佳辰(れいげつかしん)」を開催致しました!

二月の別名を「令月(れいげつ)」といいます。

「佳辰(かしん)」とは、めでたい日という意味です。

今回はある会員様が結婚のお披露目にHiSUiで開かれた茶会にちなみ、

縁起物のしつらえで慶事の公開講座を行いました。

手桶の水指には、伝来の結び方で紅白の鶴亀飾りをあしらい

茶碗は結婚式で定番の能”高砂”より「翁(おきな)と媼(おうな)」、

茶杓の銘は、こちらもおめでたい「瑞雲(ずいうん)」です。

「瑞雲」は良いことが起きる際に兆しとして現れるという紫や五色の雲のことで、
おめでたい出来事や尊い人物に対する”枕詞”のようなものだと言われています。

講座で点前を披露した講師の帯の柄も「瑞雲」でした。

公開講座のあとはいよいよ会員様によるご結婚お披露目の席です。

お招きされた皆さまほとんどがお茶席は初めてというなか、

緊張せずリラックスして楽しんで頂けるよう亭主から心配りの会記が事前に渡され、

お茶席ではタブーとされる会話や質問などもオープンに和やかな雰囲気が感じられました。

お茶席はお二人にご縁のあるキーワードを謎解きながら粛々と進み、

祝賀の喜びに満ち溢れた素敵なお席となったようです。

HiSUiが会員様の人生の大切な瞬間に

大切なお席にHiSUiをお遣い頂きありがとうございました。


掛け軸づくり

お茶室の床の間には、その季節に合わせた掛け軸とお花が飾られます。

今日は、そんな掛け軸を作成すべく、講師が筆を取りました。

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何度も書き直し、書道講師からの指導にも熱が入ります!

出来上がった書は、プロに表装(書や絵画を鑑賞・保存用に紙や布で補強、
額や掛軸の形に仕立てること)をお願いし、近いうちに茶室に飾られることとなります^^

どんな掛け軸になるのか、楽しみですね~!


公開講座「松竹梅」を開催致しました!

茶道公開講座を開催致しました。

今月のテーマは、お正月ということで「松竹梅」。

正客が相客二人を連れて三人で訪問したという設定でした。

お道具や床の間などにテーマである松・竹・梅が隠されています。

あえて床には花を飾らず、竹の図のある“水指”の上に松をあしらった“蓋置”、
そこに本物の紅梅の枝で「松竹梅」をあらわしました。

よく見ると講師の着物の帯にも松です^^

今回はお道具の説明のみならず、「睦月」の語源や松竹梅についての解説もいたしました。
海のもの・山のものを一品ずつ盛った八寸で、”松竹梅”という名のお酒を一献。

※一献(いっこん)一杯のお酒、お酒をふるまうこと
※八寸(はっすん)一寸×8倍=24.4センチ四方の木盆、またそこに盛られた料理

豊かな感性で季節を味わい、遊び心を持ってお客様をおもてなしする。
そんな茶道の奥深さを垣間見たひとときでした。


公開講座「炉平点前」を開催致しました!

先日茶道部による初の試み、公開講座を開催致しました。

皆様はお茶会にご参加されたことがありますでしょうか?

お茶会では主催者(亭主)がお招きしたお客様をおもてなしするのですが、
そのなかに色々な決まり事があります。その決まりともてなし方を学ぶのが
茶道というわけです。

公開講座ではHiSUiの講師が亭主と客を演じて、お茶席で
どのように振る舞えば良いのか、お手本をお見せします。

まずはご挨拶からはじまります。

中央に見えるのが先日ご紹介した「炉」ですね。
今回のお点前は、茶室の「炉」を冬仕様に替えたお披露目も兼ねています。

お点前中のお茶室は静寂に包まれますが、前後には軸や道具、
茶花について客が質問し、亭主はそれにお答えします。
案外和気藹々とした雰囲気でした!

茶室に用意されているものには一つひとつ意味があります。

亭主はお客様をもてなすために、道具の由来やかたち、季節を考えて準備します。
招かれた客側はその心遣いを見つけて質問し、亭主の用意した世界観を愉しむのです。

お点前の動作は練習して身に付けることができるのですが、
素敵なおもてなしをするためには知識と経験も必要とされます。

そんな茶道の奥深さを、講座を通して垣間見ることが出来ました^^

こんな後姿にもおもてなしの心を感じますね!


「炉」について

茶道では、おもてなしの気持ちと季節を楽しむことがとても大事にされます。

器などの道具、掛け軸、花などなど、
そこかしこに季節感やおもてなしの心が隠されています。

その一つに、「炉」があります。

炉は、畳の下に備え付けられている小さな囲炉裏です。
ここで水を温めます。

しかし、暑い季節になると、お客様の目の前で使うと
見た目にも実際にもとても暑苦しくなってしまいます。

ですので、暖かい時季にはこの炉を閉めて、この↓風炉(ふろ)を使い
釜をお客様から遠ざけます。

炉は11月から4月にかけて使われます。

と、いうことで、そうなのです!
HiSUiの炉も畳の下から顔を出します٩( ‘ω’ )و
ここ数日ぐっと冷え込んできたので、ちょうど良いタイミングとなりました^^

炉になると、道具やお点前も替わります。
その「炉平点前(ろひらてまえ)」を茶道講師が実演・解説する
公開講座を開催予定です!

11/8(日)14:30~15:50 @HiSUi TOKYO 茶室「翠庵(すいあん)」

茶道をやっていらっしゃらない方も気軽にご見学頂けます。
ご質問にもお答えしますので、ご興味のある方は是非ご参加ください٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
お問い合わせはスクールまで → 0120-666-107


HISUI TOKYO

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